ラファキッズは、オランダで活動する二人の建築家、AgataとArekが手がける子供用の家具ブランドです。主に二人の間に生まれた子どものためにデザインされたという家具は、シンプルでユニークなフォルムをもつ優れたデザインファニチャー。「子どもは遊びながら学ぶ」という主張の通り、子どもの五感を刺激する幾つかの家具を紹介します。
F bunk bed
bunk bed(バンクベッド)はすなわち二段ベッドと言い換えてもいいですね。単に寝るための家具ではなく、積極的に遊ぶための家具としてデザインされています。板に空いた穴を手がかりに上ったり、何かを引っ掛けたりと、何通りにも解釈できる使い方が魅力的です。
F bunk bedの使用イメージ
とても楽しそうな絵ヅラですね~。ラファキッズの家具は基本的にはバーチ合板で作られており、必要以上に高級にはせず、むしろ等身大なイメージ。カーブが要所に設けられ、愛らしさと安全性が担保されています。
Todlder Bed
二輪が付いたベッドは、とても乗り降りしやすく、そして簡素なデザイン。合板で軽く作られているので、移動も簡単。半分は湯遊具のような意味合いもあってデザインされたのかもしれませんね。とにかく見た目が素敵です。
こんな風にF Bunk Bedの下に、もう一つのTeen Bedを組み合わせて使うことも可能です。少し位置が変わって、バランスが取れていますね。このベッドを先述のToddler Bedに変えることももちろんOKです。
NAISHO Desk & Chair
「内緒デスク&チェア」は、デスクを支える脚が板をそのまま通り越して、天蓋のようなスペースを構成しているユーモアのあるデスク。デスクをある意味で、子どもの秘密基地のような、インスピレーションに満ちたスペースに変えてしまおうというコンセプトでしょうか。
K Desk
横から見たらアルファベットの「K」のカタチをしている、K Desk。幅75cmのコンパクトなシングルデスクです。フィンランドバーチの合板で作られたシンプルで一見素朴にも見える佇まいなのですが、ちょっと使い方に秘密があります。
上の板はリフトアップできる!
1枚に見えていた天板は、実は二つのレイヤーに分かれるというちょっとした工夫。収納しておきたいもの…例えば小さなおもちゃとか、タブレットとか、筆記用具の類…のために、しっかりとスペースが確保されているのです。
こんな風に使えるなんて素敵です
メモや絵葉書を張ったり、イメージの広がる使い方ができるようになっています。隠し部屋を発見したときのよう新鮮な驚きがありますね。
X Stool
K Deskと完璧な組み合わせで使えるのがXスツール。もちろんスツールなので、ナイトテーブルにしたり、観葉植物を置くサイドテーブルにしたりと、使い方は個人の好みで。画像のように、Teen Bedとの相性もとても良さそうです。
おわりに
プライウッドを中心にできているので、気取らず日常使いに適した仕様。その中に、ウィットを感じさせてくれるディテールがあるのが、ラファキッズの良いところではないでしょうか。日本ではアクタスで取り扱いがありますので、気になった方はサイトを覗いてみてくださいね。
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